第69回 沖展のガラス部門に入選しました。
興味のある方は下をクリックしてみてね!
制作者の砂川から入選された作品のコンセプトをお聞きしました。
興味のある方は更に下をクリック!
その概略をご説明します。
まず最初に、琉球民謡で歌われていたフレーズから発想が生まれたようです。
そのフレーズが「唐の世から大和の世、大和の世からアメリカ世、アメリカ世からまた大和の世」です。
現在、沖縄は大和の世なのに、もしかすると 今でもアメリカの世!? との意味合いで作品のタイトルが ‟大和の湯はアメリカ湯!?” との事のようです。
ちなみに「世」を沖縄の方言で「ゆ」と発するようです。その「ゆ」を「湯」に置き換えて2016年の沖縄を風刺画みたいに描いたようです。
今、沖縄は基地問題で全国ニュースや海外の著名な方々からも注目されていますね!
とは別の側面で観光地として脚光を浴び、ローカルなのに人や企業が集まって来ていますよね!
これから沖縄がトップランナーとして・・・。
すみません! 政治や経済は分かりませんので この辺で終わり本題へ戻ります。
作品には大和の湯とアメリカ湯が沖縄本島に注がれています。
日本を代表する富士の絵柄が入った急須と、星条旗の星が入った急須からです。
ところが、良かれと思って注いでいる湯は、沖縄にとって「溺れてたまるか!!」と悲鳴をあげている。
さらに富士の急須と星の急須の間に、鹿威し(ししおどし)らしきものがこそっとアメリカ湯を日本の急須に注ぎ混ぜています。
鹿威しは水が一杯になると注ぎ、その後音がなるのですが、2か所の竹葉が手のひらになって鹿威しを固定して音を発せず注がれっぱなしにしています。
その手の平はいったい誰なのでしょう!!?
注がらた水にはミドリムシが自然繁殖してきています。それは、先に述べた「人や企業が集まってきている」を表現しているようです。
そのミドリムシは人や企業だけではなく情報や物資など様々な物を意味していて、将来そのミドリムシがどのような影響を沖縄にもたらすだろう!
と、シーサー(祖先)が別世界の二つの穴から沖縄の行く末を案じている。
以上です。
奥深いストーリーがあるんですね~!