Zumi工房が甕壺に彫刻しない理由をこれからお伝えします。
泡盛の熟成を研究している方のお話です。
「試しに土の中に埋め数年寝(熟成)かせて試飲すると土の味がした! 壷は息をしているようだ!」と述べられていたので、彫刻文字に塗装したシンナーのような匂いが、泡盛の熟成に幾らかの悪い影響を与えるのでは!?と心配です。
また、もう一つの理由として、壺を巻いている「ひも」を あえて解く事を避けたいのです。その理由が、ひもが有ると持ち運びしやすいこと。また、壺の破損を避けるための緩衝材の働きをしているからです。5升の壷の重さは約15kg前後はあり、床に置くときの衝撃で見えない「ヒビ」が入ってしまい、お酒の蒸発が加速してします。
などなどの理由から購入した状態のままが望ましいとお伝えしています。
色々な要因があると思いますが、彫刻しなくても、数十年間ねかせて(熟成させて)開けてみると、空になっていた! と、実際の話があります。なので、Zumi工房では木札にメッセージを彫刻し、それを甕壺に掛けることをお勧めしています。
下段の画像が木札に彫刻した制作事例です。
木札を掛けた状態の甕壺
ガラス製の甕壺は焼物とは異なり、直接彫っても問題ないと思います。
ちなみに上記泡盛はこちらの瑞泉酒造メーカーの泡盛です。
最後に、工房で贈答用 名入り「貴殿の泡盛」を販売していおります。ぜひそちらものぞいて見て頂ければ嬉しいです(^^♪