【出会い】
11月28日夜、那覇市久茂地で、若い女性二人が水路を覗きながらウロウロしていました。そこへ、わたくし「おじさん」は送別会後の帰路途中、その彼女達に出会い気になって「どうしたの?」と問うと、「ネコが水路の中で泣いている、消防を呼んだらすぐ来たのですが、何もせず帰っちゃった!」と、悲しそうに現状を教えてくれました。
【現状確認】
確認のため、その場所を教えてもらい、水路の隙間へ向けて「ミャーオ!」とダメ元で呼びかけると、小さな鳴き声の反応が有ったのです!!! 彼女たちも「この近辺に来ている!」と安心感のような喜びの声。
【救出開始】
ネコの鳴き声と彼女達の喜びの声を聴いてしまった おじさんは本腰を入れて救出戦へ突入です。しかし、水路の蓋はなかなか開かずしまい。その場所は、那覇の中心部で人通りが多い所。だけど酔いの勢いもあってか、さらに深くしゃがみ込み、ドブ穴へ口元を付け、そのネコへ向けて今度は大きめに「ミャーオ!」と呼ぶと、再び反応が有りました。彼女達と私は、これは救出できる可能性は大と確信。水路の出口は結構はなれているけど そこまで導くしかないと間隔を置いて「ミャーオ!」誘導叫び開始です。しかし、ネコがどこまで移動しているか確認できず。呼び込む担当、ドブ穴からライトを照らしネコの確認。餌で誘導する案もあり一人はコンビニへ餌の調達。試行錯誤です。
【ラッキーな出来事】
そんな中、若い観光客のカップルが「どうしたんですか?」と親切寄ってきてくれました。男性はガッチリした体格の方で「蓋を開けよう!」と。私達は既に試し済で、ビクともしない蓋の開けは無理だろうと思っていましたが、ほんの数分で開けて頂きました。超感謝です! その時、ちゃんとしたお礼をしてなかったような気がするので、この場を借りて「本当にありがとうございます。感謝です。」 それから事はスムーズに動き始めました。
【しかし!】
大きく開いたドブの開口部へ顔突っ込み覗くと、薄っすらネコの姿が見えたのです。今度は優しく「ミャーオ」と呼びかけると近寄ってきたので取上げようと手をだすと遠ざかるのです。
【ヒント!】
そこで思い出したのがYouTubeで見た「海外の野良犬の救出劇」でした。感動する画像で数多く見ました。それをまねて「私は敵ではない!」を伝えるべく少しずつ少しずつ近づけ、次に少しずつ少しずく触れ、そしてしばらくの間なでてあげました。
【目標達成】
すると、安心したのか体をつかんでも逃げるような抵抗もなく、片手でしたが救い上げることができたのです。路上に持ち上げられたネコは「ここはどこ!」と言っているような感じで周りをキョロキョロ見渡しているとき、タイミングよくコンビニで餌を買ってきた彼女が差しだしたのですが、餌に飛びつかず早々に逃げ去ってしまいました。でも、彼女二人と私は救出できたことに凄く喜びを感じた瞬間でした。その満足したひと時の記念写真を撮ったのがこの画像です。